設備

設備とは建物内に電気や水、ガス、空調、通信などを供給できるようにする仕組みや、エレベーター、立体駐車場を作る工事です。便利で快適な人々の生活を支えるには欠かせない仕事です。これらの設備は目に見えない配管や配線を建築工事との共同作業で行っていきます。

設備工事の種類

多くの職人さんが様々な工事を行うことで、設備工事を形作っています。

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■電気工事

電気工事には、各種発電所(発電設備)、送電線路、変電所(変電設備)、配電線路、需要設備などからなる主要電気設備と、これらの正常な運転状態を維持するための神経系統に相当する監視制御、通信設備などに関わる工事があります。
高度情報化社会に対応する機能を持つビルには、信頼性の高い電源、セキュリティー、情報通信インフラが構築されています。このようなシステム構築が、電気工事業の重要な仕事の一つです。電気工事の仕事には、現場施工、施工管理、設計、積算という4つの柱があります。電気工事業界は、技術・技能を磨き、豊かな人間形成を目指している若手を支援しています。

■管工事

水・油などの液体や、ガス・水蒸気などの気体を配送するための配管の工事で、これらを一括して管工事と呼んでいます。
具体的には、冷暖房や空調、給排水、衛生などのための設備と、これらを機能させるための管を設置する仕事です。管工事の仕事は、外から建物を見ただけでは分かりません。しかし、一般家庭はもちろん、どんなビルや学校、病院でも、どれも管工事の仕事なしに完成することはありません。つまり、建物に生命を与える仕事、それが管工事業の仕事です。私たちが安全で快適な生活を営むためには、上下水道をはじめとして、給排水、衛生、空調、冷暖房はなくてならないものです。管工事業は、人々が日々生活していくうえで、最も基本的なライフラインを支える重要な役割を担っているのです。

■空調精製設備工事

空調設備工事や給排水・汚水処理などの衛生設備工事を行う仕事です。今後、建物や施設に快適な環境を提供することがますます重要となり、地球の温暖化防止対策にも貢献する重要な使命を担っています。空調衛生設備工事は、設計、施工、監理、営業などの様々な立場で、多くの人たちと協力しながら建設物の設備工事を完成させていきます。
具体的には以下の5種類があります。
①空気調和設備工事(暖房・冷房・換気・空気調和)
②給排水衛生工事(給水・給湯・排水・ガス・厨房)
③環境衛生設備工事(汚水処理・し尿浄化槽・塵芥処理・その他公害防除設備など)
④消化設備工事(消火栓・スプリンラー・水噴霧・泡消火・二酸化炭素消火・粉末消火など)
⑤特殊設備工事(冷蔵・冷凍・輸送管・その他産業設備など)